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胃がん・大腸がん―治る「がん」治らない「がん」の分かれ岐胃がん・大腸がん―治る「がん」治らない「がん」の分かれ岐
三浦 健
新星出版社 刊
発売日 1993-10



がんと宣告されても諦めないで 2004-08-21
大腸がん、胃がんの原因・予防・病状、検査方法、手術法、手術後のケアなどを、イラスト入りでわかりやすく書いています。がん治療は手術が基本療法だそうですが、肝転移がある場合でも、小さな肝転移なら、動脈内注入化学療法を受けると、完全に治るということも期待出来るそうです。つい先日、がんで入院していた母が、地元の総合病院でがん切除が出来ないと宣告されました。しかし三浦院長はがんを切除して下さり、実際にこの動脈内注入化学療法を受けたところ、手術前は食事もほとんど口に出来なかった状態でしたが、現在は退院し、食欲も出て健康状態も良好です。一番驚いたのは退院時の腫瘍マーカーCEAが、ほぼ正常になったという事です。
この本を読むまで動脈内注入科学療法という治療方法があることを、全く知りませんでした。こういう画期的な方法で延命出来るのに、治療方法を知らない為に、失わなくてよい命を沢山の方が無くされていると思います。がんと宣告されて途方に暮れていらっしゃる方は、この名医の書いた本を熟読なさって、少しでも納得するものがあれば、是非諦めずに治療を受けてみてはいかがでしょうか。


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きょうも、おいしく―大腸がん術後の体験談&レシピきょうも、おいしく―大腸がん術後の体験談&レシピ
Rico
女子栄養大学出版部 刊
発売日 2005-05



目で読む本 2005-07-11
この本は、著者が大腸がんを患ってからぼ4年間のことを綴った本であるが、本来は料理とレシピ満載の「料理本」。術後体験レポートというタイトルから、文字ばかりの印象を持ってしまうが、内容はおいしそうな料理の写真と著者のそのときの気持ちが語りかけるように書かれている。私はこの本を読むというより、視覚的に楽しんだ。辛い場面もある。しかしどんな状況になろうとも、人それぞれ自分の大切なスタイルを守ることが大切、という強いメッセージがおいしそうな料理の写真とともにエッセイからじわじわと伝わってくる。読み終わると、心が温まって不思議と元気が沸いてきた。 料理の写真のデザインはとても工夫されていて、健康な人も食べてみたいおいしいそうなものばかりである。読者を特定しない、新しいエッセイ本といえるだろう。

胸が熱くなりました 2005-05-26
こんなに素敵な本に出会ったのは初めてです。かなり重たいテーマの本なのに、表紙も中身もとてもナチュラル。体験談を読みながら書かれた方の前向きさや、自然体で生きてるいろいろな思いが熱く心に響きます。家族や大切な方に病気の方がいらしたらぜひ、プレゼントしてあげたいと思う本です。お料理のレシピもすばらしいので参考になります。
心が温かくなりました。感謝。


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